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番犬ハナとMIX犬サクのおさんぽ毎日

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2025年 11月 14日

読書の秋① 「青い壺」有吉佐和子

少し前に読んだ有吉佐和子「青い壺」、50年前の短編集。
昨年末、NHK「100分間de名著」で紹介され火がつきました。
図書館にも予約殺到、数ヶ月後にやっと手元に届きました。

有吉佐和子の作品を読むのは「複合汚染」以来、半世紀ぶりかも153.png
読み進めていくうちにどんどんおもしろくなって
さすが有吉佐和子!と思いました。
50年前に出版されているにもかかわらず
親の介護や嫁姑関係など今に通じるものがあり頷きながら読めます。
それとともに暮らしぶりやモノ、例えばガスレンジとか
昭和ならではの雰囲気も味わえます164.png
読書の秋① 「青い壺」有吉佐和子_c0006757_20533833.jpg
しかーし、時代性も強く感じました。
駄文かつ長くなるので関心のある方だけ先へお進み下さい。

例えば9話。主人公を仮にAさんとしましょう。
Aさんは70歳をちょうど超えたお年頃、京都でのクラス会へ
半世紀ぶりに出席します。
家族にホームまで見送られて新幹線で着物姿で出発します。
着替えの着物に足袋などの小物も加わって大荷物!

はて?この本が出版されたのは昭和50年ごろ。
私も新幹線を度々利用していたけれど
当時は着物姿で旅行に行くお婆様方は多かったかな?
私がまだ若かったので気がつかなかったかもしれません。
有吉佐和子さんが描かれているのだから、きっとそうなのでしょう。

Aさんは久しぶりに会ったクラスメイトと同室で寝ます。
暗闇の中で音がしますが
それはクラスメイトがそっと入れ歯を外す音でした。
自分も気づかれないよう静かに外します。
Aさんもクラスメイトも70歳ぐらいで入れ歯です。

入浴時の脱衣室では、医者から勧められ
背中を真っ直ぐにするというコルセットを付けている友人を見つけます。
効くのかしら?と関心を持つAさん。
読み進んでいくとAさんは腰が曲がっています。

先も書きましたが、この作品は昭和50年ごろ出版されたもので
Aさんは当時の私の祖母ぐらいの年齢設定です。
農業に長く携わっているならそうなるのはわかりますが
Aさんは大きな会社の奥様で
クラス会に多額のお小遣いを持っていけるほど余裕ある生活です。
当時はそういう人も腰が曲がっていたのかも…。

私はもうすぐAさんの年齢に追い付かんばかりだけれど
同じ年の友達や知り合いを見ても
総入れ歯の人はいないし、背中や腰の矯正コルセットを
している人はいません。
腰の曲がった人もいません。

50年前の70代初めの女性ってこんなんだったのですね。
かなりの驚きでした153.png

秋も深まって銀杏並木も色付いてきました。
最後までお読み下さいまして、ありがとうございました♪
読書の秋① 「青い壺」有吉佐和子_c0006757_20540457.jpg




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by mikihana922 | 2025-11-14 23:29 | 読書 | Comments(4)
Commented by cas_50414 at 2025-11-15 05:11
読んだよ。
青い壺つながりで、とても面白かったですね。
Commented by koito_hari616 at 2025-11-15 10:27
こんにちは

「青い壺」は聞いたことが有ります
有吉佐和子と聞くと 女の情念と言いますか
割とにシビアですね、短編だったらそうでも無いかも
50年前になるのですか?
私は20歳前後の話しで。。その頃に70代の女性と聞くと
高齢者?のように思って見ていたのかも。。
祖母の年齢かも。。。すると、道中は着物だったかな?
そして、家で簡単服と言われるウェストにゴムが入っている
ユルユルに着替えていたかも。。。。(笑)
懐かしいお祖母ちゃんの顔を思い出しました♪
Commented by mikihana922 at 2025-11-15 16:35
> cas_50414さん
こんにちは。
青い壺つながりで、どんどん話が広がっていきましたね。
第2話はホラー仕立てで有吉佐和子の作品の奥の深さを見ました。
昭和感もあって面白い短編集でした。

辞書ですが
私が若かった頃と、今とではどう違うのか
図書館の辞書コーナーへ確認に行きました。
気になっていたのです。
あるのは三国だけ、私が所持している小学館の辞書はありませんでした。残念!
Commented by mikihana922 at 2025-11-15 16:44
> koito_hari616さん
こんにちは。
私が有吉佐和子を知ったのは中学生の頃だったか
母が夢中で読んでいたからです。
「紀ノ川」だったように思いますが定かではありません。
作品は青い壺を巡る短編集で、今でもよく理解できることもありますが
70代の当時の女性はこんなだったのかと…。
そうそう、簡単服!
アッパッパってご存知ですか?そんな感じのものを着ていました。
自分は若い人から見たらまぎれもない老婆なわけで
この小説のAさんのことばかり言っては失礼でした(・・;)


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