番犬ハナとMIX犬サクのおさんぽ毎日

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2011年 03月 28日

無縁社会

今日は長い日記になりました。お暇な方だけどうぞ~~~。

友達のワンコ「ぶぶやん」と散歩中、ご老人の事故に遭遇しました。
狭い歩道から二輪車に乗ったまま(ホントは二輪車は通行禁止)
1,2Mくらい下の畑に落ちてしまったのです。
たまたま携帯を持っていたので救急車を呼んだのですが
ご本人だけではダメ、親族又は付き添いも乗る、ということで
一緒に病院へ行きました。

お名前はIさん、89才。 
奥様は軽度ですが認知症の為
Iさんが日々のお世話をされています。

その日から計画停電ということで近くの病院では受付けてもらえず
大きな病院で診察を受けたのですが
元勤務場所だとかで返って安心された様子でした。
検査の結果は肋骨骨折、ベルトで患部を固定し薬を頂いて
後から駆けつけてくれた「ぶぶやん」の飼い主さんと家までお送りしました。

救急の為、医療費も高かったのですがけっこう多額のお金をお持ちでした。
「Iさん、すごいですね。」というと
「うふふ、男のたしなみだよ。」とニヤッと仰るダンディなご老人でした。

それからほぼ2週間経ちIさんから「ありがとう」というお礼のお電話を頂きました。
電話内容はとても簡潔。 余分なことは一言も仰いませんが
そうなるとこちらも気になる・・・。
という訳で再診日の今日、病院までお送りしました。
定年間近の一人息子さんが隣県にお住まいとのことですが
息子さんに連絡を取る気配はなし・・・。

地震のこともありましたが(思春期に地震を体験しトラウマなのです。)
事故のあった日は眠ることができませんでした。
翌日、手伝ってくれた「ぶぶやん」の飼い主さんや
救出に関わって下さったもう一人の女性に会いましたが
同じことを言ってました。

年を取って暮らしていくこと・・・。
例えば足が弱ってきたり坂のあるところに住んでいれば、
危なくてもバイクに乗らざるを得ない生活。
認知症の伴侶の世話。 疎遠になる家族。
自分もそうなってしまうかもしれない現実。
関わった私たちみんなが自分の将来に
漠然とした不安を感じていました。

一つわかったことは「孤立」しないこと。
血を分けた子供だって子供には子供の事情があって
すぐには親元へ飛んでいけないかもしれない。
となると地域社会に食い込んでいればなんとかなるか・・・。
そんなことを徒然なるまま考えていた今日この頃でした。

下は先日、番犬ハナと「ハナの妹分」と実家の母と私、3人と1ワンで散歩中の写真です。
ハナのリードを持つのはハナのライバル「母」です。(笑)
無縁社会_c0006757_21373313.jpg


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by mikihana922 | 2011-03-28 21:37 | あれこれ | Comments(4)
Commented by ふー at 2011-03-29 00:17 x
そんな事があったのですねーー!!
びっくりされたでしょう!!! 
でも 通りがかられて良かったーーー。
肋骨の骨折ですか。。。
でも手や足でなくて 良かったかもしれませんね。
こちらも車やバイクに乗れなくなったら もう住んでられないから。。。。。と かなり危ない。。。と思う方も乗っています。
でも子供の所へも行けない、行きたくない、なんとか自分たちで居れる限り居たいと思ってられる様です。
色々 考えさせられますね。。。。

皆で お散歩の写真、いいですね!!
Commented by mink330 at 2011-03-29 07:30
大変でしたね~
でも人助けができて、良かったです。
無縁社会、これから考えなければならない問題です。
実際我が家の隣のお宅でも、奥さまが認知症になって
ご主人だけではどうにもならず、二人でケア付きの
施設に入っています。

まずはボケないようにと思うのですがそれだけは
どうしようもならず・・・
Commented by mikihana922 at 2011-03-29 22:45
>ふーさん
こんばんは。
Iさんは事故現場に置いたままのバイクを
ご自分でバイク屋さんに連絡して修理してもらい
すでに乗ったようです。
危ないのは承知ですがなくてはならないもののようです。

私も今回の件でいろいろ考えさせられました。
どういう未来が待っているんでしょう?!
お散歩の写真、ほめて下さってありがとうございます♪
Commented by mikihana922 at 2011-03-29 22:52
>minkさん
こんばんは。
今回の件で、関わった私たち3人は
それぞれにまんじりともしない日々を過ごしました。
Iさんは決して頼っていらしたわけではありませんが
こちらがほっておけなかったのです。

minkさんのご近所でも
認知症のお身内と暮らしていらっしゃる方があるのですね。
ケア付きの施設に入れるなんて幸せです。
そういう境遇に自分が果たしていられるか・・・。
甚だおぼつかず不安になります。
いつまでも心身ともに健康でいられたらいいのですが
こればかりは本当にどうにもなりません。


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